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165億円の資産を築いた社長の愛読書 ⑦不動産投資は、なぜいつも強いのか、その二

165億円の資産を築いた社長の資産の内、不動産が多くを占めています。法人と個人と両方で所有しているそうですが、法人での所有が多い、と言っていました。さて、「不動産投資は、なぜいつも強いのか」の二回目です。法人で所有するメリットが書かれています。

節税に役立つ含み資産づくり
ご承知のように、個人が自分で住む家やマンションを買うために借金をしても、その金利を経費から控除してもらえない。個人でも、賃貸用の不動産を買って収入を得、その収入が金利や減価償却費のような支出に足りない場合は損失分を総合所得から控除してもらうことができる。一方、法人の場合は、自社用だろうと、賃貸用だろうと、経費はすべて損金算入できる。したがって不動産を買えば、金利も管理費も減価償却費もすべて経費として計上できる。

このことは会社でお金が儲かるときに、借入れを起こして不動産の買入れをすれば、経常利益を減らすことができるということにほかならない。

不動産を取得するために支払った金利は経費として認められる。
不動産の含みがふえた分は、その不動産を処分しない限り、所得とみなされず、したがって所得税の対象とならない、からである。
つまり所得を発生させたら、所得税を免れることはできないが、所得を発生させずに含み資産を作ることができれば、いくら大きな含みをつくっても、課税の対象にはならないのである。

こうした「含み資産」のことを私は「絵に描いた餅」と呼んだが「絵に描いた餅」が役に立たないかというと、もとよりそんなことはない。まず会社が赤字になった場合は、不動産の処分をして赤字を埋めることができる。その不動産に毎月決まった収入があれば、それで月給を払うこともできる。また時価60億円に対して20億円か、それ以下の借入れしかなければ、いつでも2、30億円くらいの新規借り入れを起こすこともできる。つまり含み資産は、それを売ってお金に換えると税金の対象になるが、売らないで保有している限りは、信用のシンボルであるし、また借金の担保として活用することができるのである。

不動産投資は、なぜいつも強いのか、その二は、如何でしたか?法人で保有するメリットがすばり書かれていました。しかしながら、頭でわかっていても借入れをして不動産を保有することは勇気が必要ですね。まぁ、多くの人は勇気がないので邱永漢さんの教えを愚直に実行したという165億円の資産を築いた社長は、やはり、ただ者ではないのだと思います。

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