ティール(進化型)組織とは② どうすればティール組織に進化できるか?

2024.9.20

 
ティール組織への進化について、次のようなステップを踏むことで、より柔軟で効率的な組織に変えることができます。
 
1. トップダウンの管理から自分たちで考えて行動するチームへ
普通の会社では、上司が部下に指示を出して、それに従って行動します。でもティール組織では、みんなが自分で考えて行動できるようになります。チーム全員で話し合って決めたり、自分の仕事を自分で進めるようになったりします。これによって、スピード感があり、柔軟に動ける組織になるのです。

みんなで決める:何でも上司に確認するのではなく、現場のチームが自分たちで決められる。
自分の役割を理解し行動する:それぞれの役割をしっかり理解し、自分で判断して動ける。
 
2. 「仕事は仕事」ではなく、ありのままの自分を大事にする
通常の会社だと、「仕事の顔」と「プライベートの顔」を分けることが多いですよね。でもティール組織では、仕事の場でも自分らしくいられることを大切にします。例えば、仕事中に自分の意見を自由に言ったり、感情を表に出したりしても大丈夫な環境を作ります。これにより、社員がもっと活き活きと働けるようになります。

素直なコミュニケーション:感情や意見を自由に話しても大丈夫。
ストレスの少ない環境:自分のありのままの姿を大切にして働ける。
 
3. 組織の目標は固定せず、時代や状況に合わせて変わる
普通の会社では、最初に決めた目標や方針をずっと守り続けますが、ティール組織では、状況や世の中の変化に合わせて目標も柔軟に変えていきます。つまり、「今この瞬間、何が大事か」を考えて行動します。これにより、より時代に合った組織運営が可能になります。

状況に合わせて変化する:世の中やビジネス環境が変われば、組織の目標や方向性も変える。
未来に向かって成長する:固定されたゴールに縛られず、組織が常に進化し続ける。
 
4. チームで助け合う文化を作る
ティール組織では、チームワークが大事です。チームの中でお互いに助け合いながら、困ったときには一緒に解決する文化を作ります。一人で何でも抱え込まず、みんなで協力しながら仕事を進めます。

協力し合う:チーム内で情報を共有し、お互いに助け合う文化を大切にする。
みんなで問題を解決する:誰か一人で解決するのではなく、みんなで考えて解決する。
 
5. 小さく始めて、大きく成長させる
ティール組織への移行は、いきなり全社で始めるのではなく、まずは小さなチームやプロジェクトからスタートすると良いです。少しずつ新しいやり方を試しながら、成功事例を広げていくことで、全体的にティール組織へ進化させることができます。

少人数で試す:まずは小さなチームやプロジェクトから始めてみる。
試行錯誤を重ねる:少しずつ新しい方法を試し、成功したら他のチームにも広げる。
 
このように、ティール組織に進化するためには、個人が自律的に動けるような環境を作り、みんなで助け合いながら成長し続ける文化を育むことが大切です。次回は、ティール組織のような組織を運営する会社の具体的な事例をご紹介します。