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ビジョナリー・カンパニー2 ⑥規律ある文化

『ビジョナリー・カンパニー2(Good to Great)』で語られる「規律ある文化(Culture of Discipline)」とは、管理不要な人材が自ら責任を持ち、主体的に行動する組織風土を指します。
これは、自由と規律が矛盾するものではなく、両立するものだという考えに基づいています。

規律ある文化とは?

 定義:「高い自己規律を持った人材」が、組織の目的と一致した方向で自律的に動く文化

言い換えれば、管理に頼らずとも機能する強い組織です。

規律ある文化の4つの構成要素

要素 解説
規律ある人 管理しなくても責任感を持って仕事に取り組む人を採用・育成
規律ある思考 現実に基づいて考え、戦略的な意思決定ができる
規律ある行動 自分で目標を設定し、継続的に成果を出す習慣
自由の中の規律 ルールで縛らずとも、「自分で規律を守る枠組み」を内面化している

管理型組織との違い

管理型組織 規律ある文化
上司が行動を細かく監視 社員が自ら進んで責任を果たす
マニュアル・ルールに依存 「理念・目的」ベースの自律
失敗は処罰 失敗から学ぶ土壌あり
指示待ち人材が多い オーナーシップを持つ人材が多い

規律ある文化を実現するための経営者の役割

項目 行動例
1. 適切な人材採用 自律性・価値観の合致を重視した採用
2. ビジョン・原則の浸透 「自由=好き勝手」ではなく、「目的に沿った自由」を共有
3. 明確な成果基準 成果に対する責任を明確にする(KPIなど)
4. 過干渉をやめる 指示・ルールに頼らず、対話で方向性を示す
5. 継続的な対話とフィードバック 自律を育てる仕組みとして1on1やレビュー面談を活用

経営者への問いかけ

  • あなたの組織では、社員が「やらされている」と感じていませんか?
  • 社員は「自分の仕事の意味・目的」を理解していますか?
  • 自由と責任がセットで語られていますか?

如何でしたでしょうか?「自由な組織規律ある組織は対立しない」ことが何んとなく理解できたのではないでしょうか。「自律的に責任を果たす人」が集まった組織こそが、外部環境の変化に強く、持続的に成果を出し続ける組織なのです。

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